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育種関連ニュース

2021年9月2日

三井不動産グループ社内ベンチャー企業「株式会社GREENCOLLAR」と共同でニュージーランドでの育種に着手いたします。

林ぶどう研究所は、三井不動産グループ社内ベンチャー企業「株式会社GREENCOLLAR」と共同でニュージーランドで育種ロイヤリティビジネスを見据えた生食用ぶどうの育種にチャレンジいたします。株式会社GREENCOLLARは、ニュージーランドで第1号圃場を取得し、ニュージーランドにおける生産を本格的に開始しております。当該圃場に当研究所との開発拠点を設け、共同で品種開発に取り組むとともに、当研究所が開発した「マスカットジパング」を生産いたします。

近年農業の現場においては、気候変動による栽培リスクの高まりや消費者の嗜好の多様化によって,ますます品種が重要になってきています。 しかしながら、国内では知的財産としての品種の認知が遅れており、私のような個人育種家にとっては、品種開発にかかるコストを回収することが大きな課題でした。 今回、GREENCOLLARと品種保護制度が確立されたニュージーランドで共同開発に取り組むことで、開発のスピードを強化すると共に、ロイヤリティビジネスに取り組むことで、持続的な開発環境を整えることが可能となります。将来的にはこの開発プラットフォームをより開かれたものにし,日本の育成者や農業者に還元していきたいです。

日経新聞WEBニュース
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP617184_S1A900C2000000/

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